道路工事の工事内容とは?一般道や高速道路の違いも紹介
多くの人々が日夜往来に使用する道路。
この道路の新設やメンテナンスを目的にする工事が道路工事です。
今回は、道路工事の種類や新設する場合の道路工事の流れなどについて解説し、まとめました。
・道路工事の種類について
道路工事の種類は主に3つ、新設工事、改良工事、そして維持・修繕工事です。
新設工事は、まったく新しい場所に道路を作る工事で、
「〇〇自動車道、●●間開通」といったニュースなどに出てくる工事です。
高速道路の例以外にも既存のルートのバイパスや新しいルートへの付け替えなども含まれます。
ただし、費用が莫大なので、道路工事としては、頻度が少ない工事です。
改良工事とは、既存の道路を改造する道路工事です。
狭い道路を拡幅する工事をはじめ、近年は歩道の新設やバリアフリー化などを積極的に進めています。
また、見通しが悪い道や交通事故が頻発する道などの機能を改善する目的で行われることも少なくありません。
加えて近年日本では、地震や集中豪雨などの自然災害も多いため、
震災の対策として橋梁の耐震化や道路の強靭化などの改良も行われています。
そのため、改良工事は新設工事に比べると頻繁に行われる工事です。
維持・修繕工事は、老朽化した道路のひび割れやへこみなどの修繕の他、
標識やガードレールなどを新しいものに取り替える道路工事を指します。
これによって道路の維持ができるため、道路工事の多くがこの維持・修繕工事です。
通行中に片側通行になっていたり、夜間道路のわきで工事を行っていたりするのが、この工事です。
・道路工事の工事内容の流れ
道路工事の工事内容について、新設工事を例に解説します。
新設工事の場合、道路の大まかな起点と終点が決定されたら、着手されます。
その流れは測量、設計、施工、そしてその後の維持管理という流れです。
測量は、ルートの周辺環境の様子を測量していくという作業です。
長さや高さといった地形の形状を中心に、土壌の強さなども調査していきます。
トンネル工事を伴う道路工事では、地質が非常に重要な要素になってくるので、
事前に時間をかけて十分な調査が行われています。
この測量のデータをもとに工事が進められる流れです。
また、この間環境への影響なども検討するため、環境調査によって評価もします。
次に測量のデータをもとに設計を行います。
道路の幅はもちろん歩道の有無や、必要に応じて高架やトンネル、橋梁などが必要かを検討します。
周囲に道路を破損させるような要因(崖や河川など)についても加味しながら、
詳細なルートや幅、長さを決定し設計する作業です。
これらの準備が整ってから、実際の施工です。
施工計画作成を行って、必要に応じて造成を行います。
そして、道路の基面となる路床工、粒度調整砕石などの砂利のような石を敷いていく路盤工といった工事をします。
そして、アスファルト乳剤と呼ばれる液体のようなアスファルトを散布するプライムコートのあと、
アスファルト舗設と呼ばれる基層を施します。
さらに上面にタックコートというアスファルト乳剤によるコーティング、さらにアスファルトを敷いて完成です。
その後、維持管理をするというのが道路工事の流れであり、一般的な道路や高速道路であっても、
その流れは基本的に同じです。
まとめ
道路工事は様々な種類の工事が行われています。
新しい道路を設置する新設工事以外にも維持管理や改良といった目的で今日もどこかで道路工事が進められています。
それだけ頻繁に行われる工事の流れを知っておくだけでも、利用する際の印象は違ったものになるでしょう。
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